こんにちは！こんにちは！明石・神戸市西区のデザイン会社クロダシステムズの制作担当のまつつです。
今回の「デザインの裏側」は、神戸で開催された神戸文具事務用品協同組合様主催のイベント『神戸文具まつり』の販促物制作をご紹介します！


神戸文具まつりとは、日常生活を便利に楽しくさせるグッズからオフィスに必須のアイテムが一堂に展示される神戸最大級の文具の祭典です！
"神戸最大級の文具の祭典!!"聞いただけでワクワクしますね！
私はそのイベントを告知するフライヤーをはじめ、イベント中に使用する展示ブースの社名看板、ポスターなど販促物の制作をさせていただきました!

デザイン開始！

まずは告知のフライヤー制作から取り掛かりました。
告知フライヤーなので手に取った人にイベントへの興味を持ってもらえるかが決まる重要な販促物です

最初に考えた案は、文房具まつりという名の楽しいイベントを意識したデザインを考えました。
カラフルな文房具のイラストを無造作に散りばめて賑やかなまつりをイメージしています。

このデザインは確かにイベントの楽しい雰囲気や文房具のまつり感は取り入れてはいるもののなにか大切なメッセージが抜けている気がする…

ここでふと、お伺いしたイベントへの想いを思い返しました。

『幼少期から使っていたクレパスに始まり小学校からは鉛筆やボールペン。社会人になっても文房具はいつも私たちの成長のそばにあります。

あの時誰しもが味わったことのある、新しい文房具を発見し手にした時の特別なワクワク感を再び味わえる。
そしてこれから成長していく子供達をはじめ大人たちも楽しめる文房具の祭典。』

子供の時に味わったワクワク感、私たちの成長の側に…

…！

もしかして足りないのはテーマに込められたストーリーでは！
子供から大人まで楽しめるイベントなのだから、今度は"成長"というキーワードに目を向けました。

ここから、デザインをガラリと変更しました。
フライヤーの周りを無造作に伸びる一本の線。それを描くのは冒頭でもあったクレパスに始まり鉛筆やボールペン万年筆。
幼少期に使っていた文房具から線を辿っていくにつれ、線を引く文房具の種類も変わっていく…
私たちの成長の側にいつもある文房具を、一本の長い線の中での変化で表現しました。

他にも、同時開催イベントや会場マップの情報はメモ用紙型にして記載したり全体的に紙のような質感にしたりして、1案目よりもシンプルで見やすさを意識しながらも、賑やかで楽しそうな雰囲気は残した遊び心のあるデザインに仕上がりました！

こうしてフライヤーのデザインが無事に決定しました！
その後フライヤーのデザインをもとに、ポスターや展示ブースの社名看板など他の販促物も制作させていただきました！
イベント会場に設置する物なので、当日は制作したデザインが会場のあちらこちらに...！
とても楽しみです！

イベント当日

そして待ちに待ったイベント当日！
私もイベントに少しお邪魔させていただきました。
会場に入ると沢山の人で賑わい入場口には長い列が！

イベントの詳細をお聞きした時からとても楽しそうな活気あるイベントだと想像していましたが予想を上回る賑わいで驚きました！
子供から大人まで幅広い年齢層の来場者が各ブースに並べられた文房具を興味深々に手にとって回り、そしてデザインしたブースの看板やポスターの前にも沢山の人が足を止めている…！

感無量です…！
会場の隅で一人喜びを嚙みしめていました！

今回の制作を通して自身が制作に携わったものが沢山の人の目に触れ笑顔溢れる空間の一つとなっている瞬間を肌で実感し、ご依頼いただいたお客様の想いや実際に制作物を手に取る人を考えることの大切さを再確認しました。