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今、個人的に邦楽で激推ししたい!2人のアツいミュージシャン

今、個人的に邦楽で激推ししたい!2人のアツいミュージシャン

どーも、イケです!……このクロコブログに現れるのは実に半年ぶりかもしれません。

クロコのグルメブログ「EK-Meals」の担当として動いていたのでこちらには顔を出していませんでした。しかし長引くコロナ緊急事態宣言による大打撃を喰らい、ついにEK-Mealsもコロナが落ち着くまでしばらくお休みとなってしまい、こちらに舞い戻ることになりました。改めて、よろしくお願いいたします!

今回は食べ物から離れ、音楽の話を2つほど。

この令和の邦楽業界で、僕が個人的に推している2人のミュージシャンについてプレゼンさせていただきたい!

僕は食べる事だけではなく、音楽も大好きです。
音楽に関しては一家言あり、本当に好きなものだけを聴きたい派です。

そんな中でも頭一つ抜きんでており、とても個性が光る2人のミュージシャンがいるのです。

今回はその2人についてのお話と、それぞれオススメの曲を数曲ピックアップいたします。

邦楽で激推ししたいミュージシャンその①「吉澤嘉代子(よしざわかよこ)」



2014年メジャーデビューの女性シンガーソングライターです。

彼女の作る歌は、変幻自在の作風を持つのが特徴です。とろけるような甘い女心を歌ったかと思えば、血にまみれた猟奇的な歌を歌ってみたり、またある時はクスっとくるおかしな歌をぶち込んできたり……1曲1曲にしっかりとした物語があります。それらを歌い上げる声がまた……とってもクリアでキレイなんです!

現在に至るまでの生い立ちもまたスゴイもので……(笑)

埼玉の金型工場の家に生まれながら、幼少期は魔女に憧れを抱き、小学生時代まで実家の工場の一室で魔女修行(!)に励みます。その後、小5から中学時代まで不登校となってしまい、いつしか図書館に通って読書に明け暮れる日々を過ごします。そうした中、中学時代の頃に絶大な人気を誇っていたサンボマスターのライブに行ったことで音楽に対する思いが生まれ、16歳の時に作詞活動をはじめることに。以降はストリートライブ等を経てメジャーデビューにたどり着きました。

来週の日曜日には、日比谷野外音楽堂のライブを行う予定です。無事にできることを祈るばかり……!

吉澤さんの簡単な略歴はここまでとしまして……。

僕の吉澤さんの曲の最初の出会いは、前職の広告代理店で流れるラジオからでした。ラジオ番組のゲストとして「月曜日戦争」という名前の曲を披露しており、そのあまりに不思議な歌詞と歌声が強烈に耳に残ったのを今でも覚えています。早速仕事終わりにiTunesで探して、それからはもう彼女の音楽の虜に!

そんな魅力あふれる彼女のオススメソングを、自分の独断と偏見で選んで何曲かご紹介します。

独断と偏見で選ぶ吉澤嘉代子オススメソング



1.「未成年の主張」


デビュー初期の代表的な1曲。メジャー初のアルバム「箒星図鑑」に収録。キラキラした1人の少女の恋の気持ちを、昭和歌謡を思わせる軽やかなメロディーに乗せて歌っています。昔あったV6のテレビ番組「学校へ行こう!」の同名コーナーを思わせる歌詞や、Cメロのなんとも言えない危なっかしさがクセになる!

2.「ガリ」


吉澤さんのおかしな歌シリーズから。お寿司の名脇役「ガリ」を歌の主役に持ってくる人を、僕は初めて見た気がします……。
シブがき隊の「スシ食いねェ!」でさえ、使っても間奏のリズム取り程度の扱いだったのに!初めて聴いた時は思わず笑ってしまいました(笑)

歌の内容はいたってシンプル。ガリが無いというお話です(笑)軽くて爽やかなメロディーに乗せて歌っています。

野外ライブやインストアライブで披露するときは、観客にガリを撒く徹底ぶり(笑)


3.「鬼」


今年の3月にリリースされた新譜です。吉澤ワールド史上、最も甘くとろけるような1曲に仕上がっています。彼のことが狂おしいほど好きな彼女の内に秘めた思いにある嫉妬心を歌っています。僕自身男である故、これを聴いていると気恥ずかしさと、背中の窪みを爪でこしょこしょやられているようなこそばゆい感覚がありますね……(笑)

吉澤嘉代子版「ラムのラブソング」という解釈もできる1曲です。



MVも非常にファンシーでオススメです。
MVは、彼女の歌のもう一つの魅力でもあるんです。それぞれ歌の世界観にマッチする、センスの光る作品に仕上がっています。

イラストを使用したMVが多いのも特徴の一つ。可愛らしいタッチのイラストレーターさんを起用するので、作品ごとに見比べるのもまた楽しいです。


4.「ミューズ」


こちらは爽やかで、元気をもらえるナンバー。ギリシャ神話の女神「ミューズ」からタイトルを取った、頑張る人たちに刺さる1曲ですね。
「魔法は永遠じゃない」や「鉄はとけてさめてかたちになる」など、所々で吉澤さんを形成する要素や育った環境を歌詞にしたためている箇所が多いです。
タイトルのミューズも「詩歌を司る神」とされていて、もしかしたら吉澤さん自身を労う為の歌なのかも……と思っています。


5.「地獄タクシー」


吉澤節の狂気的な部分がたっぷり詰まった1曲。1人の重い鞄を抱えた女が乗ったタクシーを舞台に、1つの愛の終着点を交えて曲にしたものです。「未成年の主張」や「鬼」で披露していた甘い歌声とは真逆の、鬼気迫る歌声に注目です。ビッグバンドによる豪華なサウンドにより、怖さの中にもテンションが次第に上がる感覚を覚えます。まるでミュージカルの劇中歌のような仕上がり!

邦楽で激推ししたいミュージシャンその②「STUTS(スタッツ)」



ヒップホップをメインジャンルとする男性MPCプレイヤー/トラックメイカー/音楽プロデューサーです。

星野源さんをはじめとする数々の有名ミュージシャンや企業に楽曲を提供したり、楽曲の中でMPCプレイヤーとして携わるなど、若いながらも輝かしい実績を数多く持つ天才です!著名な楽曲は、もっとも直近の作品だとフジテレビのドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」の主題歌「Presence」ではないでしょうか。今話題のドラマの主題歌をプロデュースしているって、とてもスゴイことだと思います!その他には星野源さんの「アイデア」、「The Shower」などなど……。

今最も脂ののったミュージシャンの一人といっても過言ではありません。

名古屋に生まれながら学生時代を鹿児島の中高一貫校(ラサール石井の名前で有名なラサール中高)で過ごし、その中でサンプラーのMPCと出会ってトラック制作にのめり込みます。
その後は上京して大学生活の傍らクラブに出入りしDJにトラックを提供したり、DJイベントへの参加やフリーのセッションを行うようになります。

大学の卒業旅行ではなんとNYのハーレムにてMPCを使った路上ライブを決行!この様子を映した動画がインディーズのバンドマンたちの目に留まり、そこから裏方として本格的に音楽業界に進出していき、現在に至ります。



ハーレムでの路上ライブの記録がYouTube上にも残っています。現地の人をも魅了する力があるのがスゴイ!

STUTSさんの楽曲の出会いは吉澤さんの件と同じ、職場のラジオから。彼の2stアルバムのタイトル曲「Eutopia」がかかっていたのですが、その日1日ずっと耳から離れなくなりました。調べていくうちに僕の地元の鹿児島にも深い縁があることも分かり、妙な親近感が湧いて好きになり、以降はズブズブと……。

才能あふれる彼のオススメソングを、こちらも自分の独断と偏見で選んで何曲かご紹介します。

独断と偏見で選ぶSTUTSオススメソング



まず最初に「MPCプレイヤーとは何ぞや?」と思う方が多いでしょう。

簡単に説明すると、様々な音源から一部分のメロディを抜き出したものをボタン一つ押して流せる機材(サンプラーといいます)を使って流しつつ、その機材についた複数のボタンやツマミをいじって調整して、即興で一つの音楽を形成していくという演奏をする者のことです。
MPCというのは前述のサンプラーの商品名で、あくまでもDJやラッパーのラップの為の補助機材にすぎません。それをメインの楽器として駆使することから「MPCプレイヤー」と呼ばれています。

跳ねるような手さばきでMPCを叩く姿からは想像もできないような、グルーヴ感のあるサウンドにはただただ圧倒されます……!
1.「See the Light」


スペイシーなイントロで始まり、キュンキュン!と鳴る高音のメロディーに思わずウットリとするナンバー。
リバーブが最高にキマッたメロディーは、サビに近づくつれ音の高さを増していきます。そしてサビに到達したところでサウンドは最高潮に。
めっちゃくちゃCOOLで、聴いてて昇天しそうになりました(笑)エモーショナルなサウンドに、気分はもう最ッ高!!エモすぎるッ!

2.「Eutopia」


STUTSさんの楽曲との最初の出会いとなった1曲。FANTASIA同様にフェイザーとリバーブの心地よさが心に沁みます……。同じフレーズを繰り返しながら、だんだんと様々な楽器のパートが増えていきます。それらを経て、サビのところで高音のキーボードがまるで泣いているかのような抑揚のある音を出すんです。ここに感動して、思わず自分の目からもポロポロと涙が出てきちゃいました……。そんな自分を慰めるように、ラストの部分からピアノの洒落た旋律がかかります。STUTSさんの才能を感じる神秘的な1曲だと思います!

3.「FANTASIA」


女性シンガーの一十三十一(ヒトミトイ)さんをボーカルに迎えて贈る、スローテンポナンバー。ゆっくりとしていて、エコーとリバーブが効いたドラムのサウンドにクラッときます。それを彩るように、一十三さんのスピリチュアルで透明感のある歌声が混じり合います。合間に入る「ワウワウワウ……」とフェイザーのかかったエフェクトが、聴く者の精神を不思議な空間へといざないます。聴いている内にトリップ状態になり、ふわふわと身体が浮くような感覚を覚えて……最高に気持ちがいい……!

真夜中、灯りをすべて消した状態の空間で聴くのがオススメです。

時の流れを超越した空間に飲み込まれる感覚を味わえます。個人的にお気に入りの1曲。


以上、「今、個人的に邦楽で激推ししたい!2人のアツいミュージシャン」でした。

実はこの2人、実は共通していることがありまして……
それは「音楽関係者の中での評価が高く、根強いファンがいること」です。

それぞれ、まったく異なる青春時代を過ごして得た音楽センス。しかも若くしてその道のプロにも憧れを抱かれ、認められているということはミュージシャン冥利につきるのではないでしょうか。

同業者からお墨付きをもらっているという点で、説得力が違うと思うのです。
いつか吉澤嘉代子feat.STUTSも実現したらいいなー!

今後も2人の更なる活躍を願うと同時に、ますます人気になってほしいなと思うばかりです。


……いやぁ、いい音楽に出会ったときは頭のてっぺんに電気が走るような感覚がします。ドーパミンが滝のように溢れて、多幸感があります。
そして、そのたびに新しい発見があるのでやめられません。人生を楽しくさせるスパイスですね音楽って……!

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