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3Dプリンターを買ってからのはなし

3Dプリンターを買ってからのはなし

皆さんこんにちは!
デザインスタッフのDです。
皆さんは3Dプリンターってどんなものだと思いますか?
「3Dプリンター持っています!」と言うと「スゴイ!何でも作れるんでしょ!」とまるで魔法使いの様な扱いを受けます、でも実はとてもシンプルな機械で今や誰でも手軽に楽しめる物なんですよ!
今回は3Dプリンターの歴史と購入してから思ったことを記事にしたいと思います。

3Dプリンターを買ってからのはなし

そもそも3Dプリンターとは


歴史と発展


3Dプリンターというと如何にも最新のものづくり!という感じがしますが実は案外前からあります。発明は1980年で実は名古屋工業研究所で印刷の判を作る技術を応用し始めて制作されました。ですが特許申請の問題でアメリカに先に発表されてしまいます。結局1980年代後半にアメリカから最初の3Dプリンターが販売が開始されています。(現在発明した日本人の研究者の方は弁護士になっていたりします。)

なぜ近年話題に?


では何故1980年から存在する3Dプリンターが今になって未来の技術!とメディアでもてはやされるようになったのか?理由は3つ『安く』『小さく』『手軽に』なったからです。工業製品試作用の3Dプリンターは3000万円とか億単位の価格でした。ところが2006年にイギリスからオープンソースキットが発売され2009年に技術特許が失効してから状況は一転します。急激に多くの企業が参入し中国の経済発展によってキットやパーツがより安価になりました。加えてサーボモーターなど各パーツの進化と3Dを気軽に扱えるほどのPCが一般化したことにより爆発的に3Dプリンターが普及しました。

3Dプリンターを買ってからのはなし

購入した3Dプリンターとその後


一口に3DプリンターといってもFDM(熱溶解積層)方式、光造形方式、粉末焼結積層方式などなど様々方式の3Dプリンターがあります。その中で私が最初に購入したのは中国製で2万円ほどのFDM方式の3Dプリンターでした。FDM方式は200度のノズルで溶かした樹脂を積み上げていくことで形にしています。ホールケーキを作ったことがある人はホイップクリームを絞ったことがあると思います。ちょうど同じような感じで樹脂がノズルから立体的に積層されていきます。


3Dプリンターって難しいの?


めちゃくちゃ簡単です。といえばウソになります。正直、まったく知識がない人が突然購入してもたくさんの壁にぶち当たることになります。私が趣味で使っている3DCAD、Fusion360は様々な講座動画と参考書が出ており公式サポートも厚い比較的学びやすいソフトウェアですが、データ製作自体は考えて作る必要があります。もちろんデータが完成すればボタン一つで後は完成を待つだけです。ところが機械任せなので3時間待って出来上がったパーツだろうと元のデータが1ミリずれていればきっちり1ミリずれた物が完成し残酷な時間の浪費に打ちのめされることになります。また低価格の3Dプリンターは製作よりも調整に時間がかかってしまいます。データと同じようにプリンターが1ミリぶれると完成品も1ミリぶれます。最初の数か月は水平器と定規とノギスが友達でした。

何でも作れる?


何でも作れます。ですが何を作るにしても『どうすれば作れるか?』を考える必要があります。最初の内は七転び八起きどころではない失敗と試行錯誤でゴミ箱が樹脂でいっぱいになります。その過程でたくさんのことを学んで感動できることが3Dプリンターの醍醐味なのです。(慣れてきても画像の2パーツを作るのに3回ほど失敗しています。)

3Dプリンターを使って思うこと


最後に私が3Dプリンターを買ってから体感した3つの感動をご紹介します。

1つ目 状態に感動


購入後セットアップが終わると工夫してデータさえ作れば基本的に樹脂製品なら何でも作ることができます。逆に言えばホームセンターやAmazonで3000円ぐらいの樹脂製品を買う気がなくなります。

2つ目 価格に感動


私がよく使用するPLA樹脂(トウモロコシなどでできたエコな樹脂)は1㎏あたり約2000円弱、手のひらサイズのものを作っても数十グラム100円ほどで作れてしまいます。先ほどから値段で感動しすぎて貧乏くさいと思う方もいるかもしれませんが、樹脂用の金型を工場に依頼した場合、数百万円かかります。

3つ目 100円均一に感動


3Dプリンターの樹脂が安いとはいえ、設計、調整と修正……時間がかかる製作工程を経て物を作る経験をすると100均ってどれだけ効率化された結果なんだろうと感動してしまいます。もう怖いレベルの価格設定です。私は採算がとれてるか怖くて夜しか眠れません。

安いと言っても3Dプリンターって高いんでしょ?


現在では3万円ほど出せばそこそこの3Dプリンターが買えてしまいます。
Amazon 3Dプリンターページリンク
私が最初に使っていた3Dプリンターもス〇ッチやプ〇ステより安い機種でしたが十分な性能がありました。
でも買う前に一度使ってみたい…そんな方にはカインズ工房がおすすめです。3Dプリンターが設置されている店舗に足を運べばカインズホームで30分350円と手軽な値段で借りることができます。まだまだステイホームで暇な休日何か作ってみるのもいいかもしれませんよ。(※作るサイズによっては6時間ほどかかったりするので注意が必要です。)
カインズ工房リンク
値段は張りますがDMM.makeで手軽に外注することもできますよ!
DMM.makeリンク
これから私が作ったアイテムがインスタやブログに登場するかもしれません。ぜひチェックしてみてくださいね。

クロコデザインスタッフ D.

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